西門まりあ、表の顔は敏腕週刊誌記者、しかし真の姿は悪を討つ戦士マイティーハニー。彼女は暗殺結社ポイズンの闇を暴こうと孤独な潜入調査を続けていた。だが女帝ゴゴンはその仮面の下を見抜き、忠実なる毒ガス怪人ケムルに抹殺を命ずる。濛々と立ち込める毒ガスに身体を苛まれ、悶絶しながらも必死に抗うハニー。さらに毒蟲怪人サゾリの猛撃が襲い、満身創痍となった彼女はついにゴゴン自らが操る蛇の呪縛に絡め取られてしまう。倒れ伏すマイティーハニーに、勝利の女帝は冷酷な笑みを浮かべる。すぐに命を奪うのではなく、その美しき戦士の肉体を責め苛み、苦しむ姿を楽しむという残酷な裁きを選んだのだ。毒素を注入されヘソ責めの極限の痛苦に沈みながらも、その瞳に消えぬ闘志を宿すハニー。果たして彼女はこの宿命の罠を打ち破れるのか、それとも闇に呑まれるのか。運命の天秤は、いま揺れていた。







